毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回は日産のモコでインロックということで出動してまいりました。
早速恒例の車名の由来を。
MOCO ・・・ かわいらしく暖かな響きのある擬態語“モコモコ”からの造語。丸みを帯びた愛くるしいスタイリングから命名。
まあ実際にはこのMOCO、スズキのMRワゴンの名前を変えた版なのですよね。いわゆるOEM供給というやつです。
MRワゴンの由来についてはその時にまた譲るとして、このモコですよ。
調べるまではモコモコだったりして~と考えていましたが、当たっていたとは。
大真面目な大企業たる日産においてもなお、こういった遊びココロが大切にされているのだな~と個人的には感心させられました。
さてそのモコ。
中身はMRワゴンのモコ。
しかし鍵穴はトヨタと同じというモコ。
しかも本家トヨタのと同じ筈だが何かが違って結構開きづらいモコ。
それがこちら。
大津の急な坂道沿いに有る家の前に停まってました。荷物満載のらびっと号は、必死の悲鳴を上げて登ります。
結構開きづらいのがコイツ。
しかし、3分で何とかなりました。
道を塞いでいたらびっと号をすぐにどけなければならず、慌てていて開錠した写真を忘れてしまったのは失敗。
日産がスズキの車を貰って売って、そのスズキの車の鍵穴はトヨタのグループ会社が作ってる。もちろん他にも車にはたくさんの部品が使われていますが、多くのメーカーが技術を持ち寄って出来ているのですよね。
今はごく一般的な個人でさえも、発達したネットの恩恵でそれぞれの得意分野を提供しあい、様々に分業して価値を生み出している。
なんでもチャレンジしてみよう!という心は尊いが、全てを一人でやるには時間が足りなさ過ぎるのは、今も昔も変わらないのだろうなぁ・・・
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回は再登場のアルファードGのインロック開錠に出動してまいりました。
以前にもアルファードの開錠は行っておりますが、車名の由来はなんだっけな~と考えながらの移動です。
ん~・・・・思い出せない(-.-;)
思い出せない事が有る時って、やけにその事が気になって気持ち悪いなーとモヤモヤしてきたので、他の事を考えたりしてみる。
場所は京都の北、西賀茂。MKボウルの有る近くの賀茂川沿いです。
京都市の冬は北に向かうと、主要な東西の大通りを一本通過するごとに雪の降る量が増えていきます。
綺麗に境目が有るかの如く、不思議な程に大通りを越えた瞬間から変わります。
この日も雪がチラついていました。
このクラスの車なので、鍵穴はウェーブキーですね。
3分で無事に終了。崩れるタイプでしたので、結構古い年式でした。綺麗に乗ってはります。
作業も終わって帰りかけた時に、やっとアルファードの意味を思い出しました。
確か、一番明るい星とかいう意味だったなぁ~と。
星かぁ・・・星をみるひと、とかいうファミコンのゲームがあったなぁ。
たまには星でも眺めるような、風流心を真似してみるかな。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はスズキのキャリイでインロック発生により出動してきました。
早速、恒例の車名の由来調べを。
CARRY ・・・ 英語で「運ぶ」の意味。
なんとスズキの歴史上、最古の商標をもつシリーズ。
12代55年も続いているそう!凄い!そんなに愛され続けるには、余程の有用性が無いと難しいですもんね。
雨のそぼ降る屋外駐車場でした。この時期はまだ、雨に濡れるのはツライですね~。
直角シートが姿勢を正してくれのも、軽トラの利点の一つのようだ・・・
1分で開錠。あまり濡れずに済んだのは幸い。
現場は琵琶湖の西岸、滋賀里だったのですが、聞けばこのお客様はこの後近江八幡まで帰られるとのこと。
私も昔、代車で軽トラに乗った事がありますが、姿勢を矯正してくれる軽トラの機能も、あまりに長距離を運転するのには全く向かないな~(T_T)というのは実感をもって知っているところ。
そんな軽トラでこのお客様が通っていおられたこの場所が整体院だったという状況は、わたしの心に色んな思いを去来させました。
とにかく、健康は大事だなぁ。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はダイハツのムーブでインロックの開錠作業に出動してまいりました。
ロングラン製品のムーブではありますが、その鍵穴の種類は変遷も少なくて2~3種類の鍵タイプしかありません。すくなくとも最近走っている現役のムーブにおいてはですが。
おさらいがてら、車名の由来調べを。
MOVE・・・英語で「動かす」、「感動させる」という意味。乗る人に新たな感動を与え、クルマの価値をちょっぴり動かせるクルマでありたいという思いを込めて命名された。
ムーブではなくてムーヴ、でした。ごめんなさい;;
単純に意味を読み取れる単語の車名にも、それだけには終わらない価値というか意味を込めて命名されています。
モノを創る、という仕事には情熱が一際必要なのですね~。
パチンコ店の立体駐車場でした。屋根があるって、ホントありがたいです。
お客さんに電話をして戻ってもらい、すぐさま1分で開錠。
最近は軽自動車でもスマートキーの搭載車が増えていて、車内にあるから施錠されないよね~・・・ガシャン!!あ!!(*_*)
という方が増えております。
車のECUがあまり賢明になりきれてないのではなく、電波というものの不安定さがそうさせるのでしょう。
電波が動いて、車が動かなくなってしまう。
ムーヴというなのとおり、動いてナンボの車の価値を感じさせるのがインロックして待っている間の時間なのかもしれません。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はかなり珍しい車のインロックと言うことで、やや楽しみな気持ちが沸き起こりつつ向かいました。
そのお車とは、『ポンティアック・ファイヤーバード トランザム』。
アメリカの車ですね~。現場に着いてみると、一際目立つ車がだだっ広い駐車場の真ん中に御鎮座していました。
ここで恒例、車名の由来調べを。
ポンティアック・・・ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売していた乗用車のブランドのひとつ。デトロイトのネイティブ・アメリカンのポンティアック酋長、Chief Pontiacに由来。
ファイヤーバード・・・はっきりした由来は調べられませんでしたが、そのまま考えると不死鳥か、実在のとりなら隼とかだろうか?
トランザム・・・車名ではなく、ファイヤーバードのグレード名。最上級のグレードとのこと。
火の鳥と聞いてすぐにファミコンの火の鳥を思い出すのは、昭和生まれの中年なら僕だけではないはず・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
さらにトランザムと聞いて、喋る車が空中に何メートルにジャンプしたりするアメリカのドラマを思い出すのも僕だけじゃないはず・・・
とまれ、トランザムがグレード名というのは知らなかったなぁ。なんでも興味を持って調べてみると、新しい発見があって楽しいですね。
そうこうしている内に現場に到着。
カッコイイ~~!!男の浪漫ですな。タイプはクラシックカーのものでした。
鍵の部分。防犯性能については、そういうことを期待していい年代に作られた車では無いのでご愛嬌^^
無事に開錠です。ポニーカーというだけあって、本当に実用面でのことは度外視して、楽しみを得るために乗る車ですね~。
それでもそういう一つの有用性に特化しただけの車に憧れを頂いてしまうのは、いつまでも子供でいたい男の性ですかね~。
今回学んだことは、やっぱりいつか真っ黒でボンネットに流れる赤いランプが光る車が欲しい!と心の奥で思っている、おもちゃの収集癖を余すところなく発揮していた小学生時のままの自分なんだなぁということ。
無用なものほど、男の浪漫なのさ。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はお得意様からのご依頼を得て、一戸建て玄関ドアの鍵交換に行ってまりました。
家の近くで落とした可能性があり、用心の為に交換したいとのことです。
写真で現場住宅のドア鍵の写真をお送り下さったので早速確認。
トステムの定番のシリーズですね、この形は。
しかしこのタイプは、例によって外見だけでは断定できないシリーズなのです。
ドアの中で錠前と接地している部分のサイズ違いがいくつも有ります。
大体はドアの厚みで推測出来るのですが、今回は現場で調べさせて頂けるとのことでしたので、きちんと外して採寸します。
最初の訪問はこれにて終了。後日、部品を持って再訪問致します。
このタイプ、今現在お客様が使われていたのはディンプルキータイプでは無かったのですが、交換も同じ通常のタイプで良いとのご判断でした。
はい後日の再訪問の日となりました。
こちらは上下2箇所のワンドアツーロックのドアです。写真は下の補助錠の方。
部品選定は下見しての準備なので、間違いはありません。
ほいほいと外して行きます。このタイプ、部品選定さえ間違えていなければ本当に簡単な作業です。
が、そのシリンダーの形状とかかりの浅さが原因で、取り付けの最中にポロっ・・・ガコっっ!!と落としてキズモノにしてしまいやすさ抜群の代物ですので、油断は出来ません。
はい!難なく交換は終わって、ピカピカの金色になりました。いや~、やっぱり新品はイイですね~(*´ω`*)
家の鍵を落としてしまうのもそうですが、もっと気をつけたいのは鍵穴に鍵を挿しっぱなしにして忘れて家に入ってしまい、その後ずっと気付かずにいることです。
残念なことですがこの場合、大抵は鍵が失くなっています。残っているラッキーは半々もないくらいでしょう。少なくとも京都のような都市部では。
冬や梅雨の時期などの悪天候の季節には、傘をさしたり急いで家に入ろうとしていながら手に荷物も持っているなどの状況が絡まり合って、鍵を鍵穴に挿して開けて抜く、という動作がもどかしい時があります。
それ故にバタバタした気持ちで玄関という動作のストップを要求される関門を越えた時に、鍵を抜くという最後の動作を忘れてしまう事も。
一時の身体の寒さや濡れよりも、鍵の紛失と交換のほうが大変な思いをさせる要因になります。
有って当たり前の鍵ですが、扱いには気をつけてあげて欲しいと願います。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回は再登場のダイハツのミラさんです。
ミラという車名の意味は、「羨望」でしたな。
羨望、ここでまた改めて自分が何かに羨望を感じる対象を持っているのかなぁ?とボンヤリ考えなら移動しました。
ん~・・・なんか、特別思い当たらんなぁ~というのが正直な感想。
ヤバイ!ヤバイぞ!何に対しても、あまり心の力が入った憧れとか羨望とか欲求とかが見当たらなくなってきてる!(-.-;)
いや~、待てよ。こういうオフィシャルな所で語れるような羨望がないだけだと気づいたナ。
全くなけりゃ~、そりゃもう山中で修業する仙人だもんね。少しはあってよかった~。
と言っている間に到着。京都の南区、ややスリリングな地域性の特色を持つエリアです。
京都有数のスリリングな地域にベストマッチするかのような、ワイルドな向こう傷をもつお車が待っています。
しかし、電話して戻って来られた運転者の方は低姿勢の優しい人でした。ファッションはかなりパンチが効いていましたが(笑)
年式も古く、鍵穴は至ってシンプルなダイハツ。イージューライダー。
スピード作業、1分で完了。
夜中だったのでいいですが、この車が路肩停車していたこの道路。京都駅の南に位置する中でも交通量の多い危険な道路です。
怖いのでスタコラサッサ~!と車のアクセルを踏み込んで出発しました!
開錠作業の後に運転者の知り合いの男性が現れて話し初めます。
男性 「わし~、昔は鍵屋さんになりたくて憧れた時期あったんやぁ!こんなん、どないしたら成れんの?!やっぱり金とかかなり掛かるん?試験とか難しいん?」
私 『いや~、学校みたいに行くと結構かかりますね~。私はなんか上手いこと流れでお金もらいながら勉強させてもらいましたけど~。とは言っても、そんな華やかな世界じゃないですよ^^;』
男性 「そうかぁ?いや~、今でも憧れるわ~。技術一本でシャッと現れてファッと消えていく、カッコええや~ん!』
私 『そんな風におっしゃって下さると、勇気づけられます~。ありがとうございました~』
ああ、時々こういう風に言われるお客さんに会うなぁ。自分にとっては最早普通の日常でも、業界外の方から見ると、羨んでくださる面も見えてるようです。
逆もまた真なり。私からすると、この業界、少なくとも今の私の現状では得られていないライフスタイルをもたらしてくれる仕事や収入の仕組みを持って生きる方を、羨ましいなぁと思うこともこれまた毎日のようにあります。
あ、これが【ミラ(羨望)】だなぁ。ミラって、ないものねだりのことなのか?
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はトヨタの商用バン、ラウムのインロックで出動してまいりました。
忘れないうちに早速、車名の由来調べにいきます。
RAUM ・・・ 「ラウム」は、英語の「ROOM」に相当するドイツ語で、「空間」をイメージしている。とのことです。
今回の記事を書こうとしていてフと、「ん・・・?なんか前にも空間とかいう車名を調べた気がするなぁ。あれ?ひょっとしてもうこの車の記事は書いちゃったのにまた書こうとしてる?」となり、過去記事を調べる始末。
結果、以前にも有りました。空間という名の車。ただし、言語が違いました。
前に調べた記憶は、ラウムではなく同じトヨタのスパシオでした。イタリア語を元にした造語でしたね。
さてこのラウム、軽自動車ではなくコンパクトカーの分類に仕分けられるのですが、今のトールタイプの軽自動車に通ずるコンセプトが採用されていて、時代を先取りした感があります。
それは、ステーションワゴンに近い位置づけながら、リアドアがなんとスライドドアなのです。
初代の発売が1997年という年代を考えると、なかなか斬新な取り組みですね。
後期型に至っては助手席側のフロント・リアの境目のピラーをリアドアに内蔵した、ピラーレスパノラマオープンドアを採用。
これは最近のダイハツの軽自動車なんかでも見られるようになってきています。
ラウムの名前のとおり、この規格の中でできるだ車内空間を開放的に且つユースフルにするべく心を砕いたのだなぁという設計者の熱意が感じられます。ちょっと使ってみたくなったな。
それはそうと、開錠作業をやってしまいます。
快晴の冬の京都南西部の山沿いの街。コインパーキング内なので、作業はしやすくて本当に有り難い^^
鍵穴はいつものトヨタ、ハーフタンブラーです。
2分で無事に開錠。アリガトゴザイマス。
このラウムも含め、日本の自動車メーカー車室空間の広さを追求する心の強さには敬服します。
やはり狭い国土で限られた車体の大きさ規制。少しでも如何に広く高く、使いやすく居心地良くるすか。
日本人にあっては、車も家も広さへの憧れというか夢が共通概念として有るように思います。
しかし一方では、人口減少がこのまま行くと避けられぬ現状。人は減り、空き家問題などでも話題のようにむしろ空間は余ってくるかもしれない。
しかし、それは日本全体が普遍的にそうなる訳ではなく、より一層の都市部への人口集中や超過疎化のように偏った形で現れる。
狭い都会に目を向けるのではなく、そもそもまず心のラウムをもっと広くもって、色々な視野を広げる必要が有るのではないかなぁ・・・と個人的には思う今日このごろです。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はGOAL社製の円筒錠であるUSの鍵交換に出動して参りました。
このGOALのUSに限らず、他の錠前メーカーからも円筒錠と呼ばれる型式の物はリリースされています。
この円筒錠の利点は何と言っても、自動施錠錠に切り替え可能ということです。
自動施錠というのは、ドアを閉める時に常に鍵がかかった状態になる錠前のことです。
ホテルのドアなんかを思い出してもらうと分かりやすいかと思います。
鍵を持たずにウッカリ部屋をでると、バタン!とドアが閉まった瞬間にノブは回らずに入れない・・・
経験の有る方も多いのではないでしょうか?もちろん私もその一人ですが(笑)
この日に私が伺ったこちらの施設でも、昼間は施錠もされることなく普通のドアノブとして使います。
夜間だけは自動施錠タイプに機能を切り替えて使用されています。
少々専門的な話になるのですが、錠前の世界では一般的に自動施錠の機能を持った錠前というのはもっとサイズが大きい物で錠前本体の形が箱型の大きいものがドアの中の空洞に収まったタイプのケースロック錠がメインです。
結果としてドアそのものがしっかりとした作りのモノでないと自動施錠の錠前を設置できないので、後付で自動施錠の機能が欲しいドアの箇所が出てきたりしても、ドアが適応していないと自動施錠を実現できないということになります。
しかし、この円筒錠はといえば、非常に簡易な型式であり、大きな明り取りのガラスがハマっていて錠前の設置出来る箇所が極めて狭いアルミドアなどには、後付でも何とか設置できる可能性のある有り難い存在なのです。
そのドアとはこんな感じ。
もともとこのドアは円筒錠ではなく、普通のインテグラル錠(いわゆるノブ錠)が付いていました。
そこに穴隠しのエスカッションを特注してサイズの合わないドア面の切り欠穴を隠し、頑張って加工して設置したのが私でした。
ドアの側面部分から円筒錠のケースと呼ばれる本体部分が入って行きます。
ご覧のとおり、そこも元々付いていた錠前とのサイズが全然合わないので補助の鉄板を使ってビスの立つ地面を作り、工夫して設置してます。
外して行きます。自分でやった工事の錠前なので、愛着は湧きますね。
「あ~、こんなしてやったなぁ~。もうこれやったのも何年前になるか分からんくらい前やな~・・・」(*´ω`*)とか。
はい、全く代わった風に見えませんが完了です。
今回は全く同じ型番の錠前を、経年変化の劣化が原因で交換したためにこうなります。
この円筒錠、安くて頑丈、汎用性も広いと有って、日本中で数え切れないくらいに使われています。
が、取り付け方に絶対間違えてはならないポイントがあるのですがその条件をきちんと満たして取り付けられていない場合が非常~~に多いというのが私の経験です。
そこを間違えていると、鍵が無くても施錠されたこのノブは、あっという間に開けられます。一瞬です。
もし同じタイプの錠前が使われているな~と思い当たる方は、一度気にしてみて下さい。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はマンションの鍵を交換です。
場所は京都の桂川の堤防沿い。見晴らしのいいロケーションに建つマンションです。
あと少し走れば観光地としてメジャーすぎる嵐山にほど近い、京都の西寄りの地域。
閑静な住宅街という表現にピッタリのエリアですが・・・
この日は大寒波Day!!寒い!大きな川沿いの土手の上。拓けた地形は風を遮る物も無く、吹きすさぶ強風に混じって雪まで降ってきた!
嵐山というのは京都盆地の北西寄りの辺りを指していう地名なのですが、その由来というのは日本書紀の中に見る「ウタアラスダ」と呼ばれた地名を元とする説があるそうです。(他にも諸説あり)
アラス山が転じて、嵐山と・・・なんか、訛っちゃった人の発音みたいですね。私の地元もけっこう訛っている方言なので、ナツカスィ・・・
というのは余談なのですが、私個人としては決まって嵐が来る方向に在る山だから嵐山なんじゃないか!というくらい、京都に住んでいると天気が悪くなるのは決まって嵐山方面からと感じます。
なんか雨とかふりそうだな~と思う日に、空を見渡すと大抵は嵐山のある北西方面から真っ黒な雲がモワモワと迫りきたりします。
この日もその感覚にピッタリ合致する程に、目の前に広がる嵐山の山の向こうから更なる寒気を運ぶ黒雲がモワモワと迫っていました。
ぐへ~!さっさと交換を終わらせて、この吹きっ晒しの修業の地から脱出しなければ!と慌てて作業にかかります。
こちらがGOALのMX。公団向けに開発された物なので、耐久性は優秀です。手袋は豚革です。
本体の取り外しはイージー。ですが、シリンダーの交換で間違える慣れてない人がやってしまいがちなトラップがこの後に控えています。
これはそのトラップへ行くか無事にシリンダー交換できるかの分かれ道寸前の図。
あえてトラップに嵌まることはせず、無事に完了です。
今回もノーマルシリンダーから防犯用のディンプルキーへの交換です。
中古マンションを購入されたのに伴って、やはりマンションは玄関のシリンダー防犯が重要だろうということにお気づき頂いたお客様の判断は全く正解です。
マンションは一戸建てと比べて、家全体という視点での防犯性アップがしやすいというのはご存知でしょうか。
普通に考えれば当たり前のことなのですが、マンションは基本的に入り口が玄関とベランダしかありません。つまり、侵入口が非常に限られているのです。
それに引き換え一戸建てはといえば、玄関以外にも一回の周囲ぐるりの窓ガラス、二階も窓多数。
そうです。窓という侵入口が沢山あるのです。
ですから、マンションに比べると純粋に防犯性をアップさせるために対策を施す必要のある箇所が多いので、費用と手間がかかるということです。
とはいえ、マンションにはない居住性などの面での利点もまた大いに有りますので、どちらが良いとかいう話ではないです。
あくまで防犯という面で見た場合、少ない費用で住居全体の防犯性がアップさせやすいのはマンションの利点だということです。
ですからマンションにお住まいの方はせめて、玄関の鍵だけは防犯用のディンプルキーもしくは電子錠などの高セキュリティ錠にする意識をお持ち頂きたいというのが、長年業界に携わってきた私の個人的な願いです。マンションのお部屋のもう一つの侵入口、ベランダの防犯については、またの機会に。
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