2018.02.16 カテゴリー:

毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。

今回はマンションの鍵を交換です。

場所は京都の桂川の堤防沿い。見晴らしのいいロケーションに建つマンションです。

あと少し走れば観光地としてメジャーすぎる嵐山にほど近い、京都の西寄りの地域。

閑静な住宅街という表現にピッタリのエリアですが・・・

この日は大寒波Day!!寒い!大きな川沿いの土手の上。拓けた地形は風を遮る物も無く、吹きすさぶ強風に混じって雪まで降ってきた!

嵐山というのは京都盆地の北西寄りの辺りを指していう地名なのですが、その由来というのは日本書紀の中に見る「ウタアラスダ」と呼ばれた地名を元とする説があるそうです。(他にも諸説あり)
アラス山が転じて、嵐山と・・・なんか、訛っちゃった人の発音みたいですね。私の地元もけっこう訛っている方言なので、ナツカスィ・・・

というのは余談なのですが、私個人としては決まって嵐が来る方向に在る山だから嵐山なんじゃないか!というくらい、京都に住んでいると天気が悪くなるのは決まって嵐山方面からと感じます。

なんか雨とかふりそうだな~と思う日に、空を見渡すと大抵は嵐山のある北西方面から真っ黒な雲がモワモワと迫りきたりします。

この日もその感覚にピッタリ合致する程に、目の前に広がる嵐山の山の向こうから更なる寒気を運ぶ黒雲がモワモワと迫っていました。

ぐへ~!さっさと交換を終わらせて、この吹きっ晒しの修業の地から脱出しなければ!と慌てて作業にかかります。

こちらがGOALのMX。公団向けに開発された物なので、耐久性は優秀です。手袋は豚革です。

本体の取り外しはイージー。ですが、シリンダーの交換で間違える慣れてない人がやってしまいがちなトラップがこの後に控えています。

これはそのトラップへ行くか無事にシリンダー交換できるかの分かれ道寸前の図。

あえてトラップに嵌まることはせず、無事に完了です。

今回もノーマルシリンダーから防犯用のディンプルキーへの交換です。

中古マンションを購入されたのに伴って、やはりマンションは玄関のシリンダー防犯が重要だろうということにお気づき頂いたお客様の判断は全く正解です。

マンションは一戸建てと比べて、家全体という視点での防犯性アップがしやすいというのはご存知でしょうか。

普通に考えれば当たり前のことなのですが、マンションは基本的に入り口が玄関とベランダしかありません。つまり、侵入口が非常に限られているのです。

それに引き換え一戸建てはといえば、玄関以外にも一回の周囲ぐるりの窓ガラス、二階も窓多数。

そうです。窓という侵入口が沢山あるのです。

ですから、マンションに比べると純粋に防犯性をアップさせるために対策を施す必要のある箇所が多いので、費用と手間がかかるということです。

とはいえ、マンションにはない居住性などの面での利点もまた大いに有りますので、どちらが良いとかいう話ではないです。

あくまで防犯という面で見た場合、少ない費用で住居全体の防犯性がアップさせやすいのはマンションの利点だということです。

ですからマンションにお住まいの方はせめて、玄関の鍵だけは防犯用のディンプルキーもしくは電子錠などの高セキュリティ錠にする意識をお持ち頂きたいというのが、長年業界に携わってきた私の個人的な願いです。マンションのお部屋のもう一つの侵入口、ベランダの防犯については、またの機会に。

 

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