毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はお取引先様のご依頼で、マンションのエントラスや勝手口などの共用部周りの鍵を修繕工事してまいりました。
オートロックの有るマンションには、住人の方とお話してオートロックのドアを開錠して貰わないと入れません。
その際、住人の部屋を呼び出すインターホンが設置されている操作盤があり、その操作盤を集合玄関器と呼びます。
この集合玄関器には、住人の方が帰ってきた時にオートロックのドアを開錠するための鍵穴が取り付けられています。
この鍵穴をキースイッチといいまして、これが割と短寿命。
それもそのはず、多くの住人が一つの鍵穴を共有して使うために、例えば1年間でも各部屋と比べると凄まじい作動回数になりますから。
それと同様、部屋の位置取りによっては非常階段から出たほうが出やすいということもままあり、非常階段の地上階に近いドアの錠前もまた傷みやすい傾向にあります。
今回の物件では、この両方が寿命を迎えたので交換となりました。
では、やっていきます。
これが集合玄関器。右下に見えているのが鍵を挿し込む鍵穴、キースイッチですね。
このシリンダーの裏側には、名前の通り小さい電気スイッチが組み込まれていまして、鍵を挿して回すとそのスイッチが作動してオートロックのドアを開錠する仕組みです。
取り外した図。裏側はこんな風になっています。交換と結線のし直しをしていきます。
間違えて結線すると、鍵を挿して回した時だけ一瞬自動ドアが閉まっていつもは開きっぱなしとかいう間抜けな事になります(笑)
ちとピンぼけで申し訳ないですが、こちらは取り付けていく新品のキースイッチ。
マンション全体でマスターシステムを組んでおりますので、メーカーから取り寄せて約1ヶ月はかかります。
はい、オートロックのキースイッチ交換は無事に終了ちゃんと鍵を挿して回したときだけ開きます\(^o^)/
次は非常階段の1階出口のドアノブをセット交換です。
現行付いていたのがこれ。MIWAの円筒錠の自動施錠錠タイプです。
しかし、これがもうホンマに大変でした。長年の勘で、何が大変そうかは分からないんだけど、な~んか苦戦しそうだよなぁって感じていました。このノブ。
このドア、写真では分かりづらいのですが、屋根がないところにドアが立っています。
出ました恒例の雨ざらし錠前。風呂場の錠前と並び立つ、鍵屋泣かせの二巨頭の一つ。
ここからこの強敵との悪戦苦闘の1時間が始まりました。
外見は割と綺麗で、そんな風には見えないコヤツ。擬態というやつです。
まずは通常どおり、写真で私が手に持っている道具で内側のノブを外しに掛かります。が・・・
取り外すためのトリガーは作動してる手応えは有るものの、やはり内ノブは微動だにしてくれません(-_-;)
いよいよ道具を取りに行っては戻るの、車との往復が始まりました。
まずはパイプレンチで思い切り引っ張ってみましたが無駄でした。
ハンマーを持ってきて錆で固着した内ノブと軸の部分を引き剥がすために、目覚めのショックを与えてあげます。
バッコンバッコン叩きましたが、やはりウンともスンともいいません。
だんだん疲れてきました。仕方ないので次の段階に移ります。
ノブの根本の軸を取り巻くステンの薄い皮をめくっていきます。
もうここらへんになってくると、なかなかに荒ぶる手付きで作業していますので、通行人の方がみたら恐れをなしてしまうかもと云うのがうっすら気がかりになってきます。
折悪しく前日は大雨が降った為に、荒ぶる作業で飛び散る飛び散る!錆と雨水が潤滑の為に注入された油と練り混ぜられて出来た油絵の具のごとき飛沫!!(;´Д`)
手も仕事着も、もう切ないことになってきました。
格闘すること45分。やっと内ノブが動く兆しを見せます。お!やっとか!
こうなってー
徐々にキテル!(@_@;)
どりゃぁぁぁ!!ドヤァァァ!(# ゚Д゚)…ハァ、ハァ、ハァ…つ、疲れた。
ここさえ取れれば、もう終わったも同然。
この後はスムーズに交換していきます。
あと一息です。長い戦いだった・・・
終了…
まあ今回のノブ、屋外なんでサンダーとか使ってノブを切り落としちゃっても良かったんですけど、私のいつもの癖としてはなるべく電動工具は使わないで取れないかな~?というのを試してみます。電動工具はうるさいし火花も散るしであまり好まないので、最終手段としています。
最も、使ったほうが断然早いとかこりゃ無理だっていうモノに当たれば、即座に電動使っていきますけどね。
と、云うことで今回、水のかかる環境で使い続けた錠前がどんな悲惨なことになるかをお見せする良い事例となりました。
急に暑くなってきたこの頃ですが、夏場にかけて風呂場の錠前故障でお呼び頂くことが急に増える季節でもあります。
風呂場の鍵の寿命は10年までと考えてください。それ以上使っているな~(・。・;というお宅は、即座に交換の手配をかけて頂かないと、ホントに大変な事態になりますのでお気をつけ下さい。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回は日産のSUV、エクストレイルでインロック発生により出動してきました。
早速恒例の車名の由来調べを。
X-TRAIL ・・・ 「X」はX-trem(=extreme)sports(スノーボード、スケートボード等、若者に人気のスポーツ競技のX。「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表わしている。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語。
何となくイメージしていたのと、そう大差なく設定されていたので、やったね感があった。
一時期、欲しいなぁと思ったこともあったこのエクストレイル。オフに寄り過ぎず、街乗りにも違和感なく溶け込む雰囲気に惹かれたのだが、今は歳をとって来たせいか、考え方がよりシンプルになってしまった。
質実剛健。あれこれと手を出すより、一つに特化した道具がいい、的な。
と、思っていたら現行タイプのエクストレイルは結構イカツイですね。オフロード特化寄りになってる雰囲気。
鍵穴はごくシンプルな刻みのタイプ。
日産はなかなかウェーブを普及型にしていかないですね~。
そのお蔭ですぐに開錠できてアリガタヤァ!1分で開錠でした。
これからの季節、いよいよアウトドアが楽しくて気持ち良い時期になっていきますよね!
山登り、城跡攻め、酷道アタック、バーベキュー、キャンプ。あれ?どれも自分がやりたいと思ってることばかりだ(*´∀`*)
ただ最近は海の遊びより山の遊びの方が怖い要因が増えてますよね。
そう、あいつですよアイツ。本当は蜂蜜より肉が好きなあの黒い大きな獣。クマー(* ̄(エ) ̄*)
熊ってホントに怖いですよ。そろそろ山菜採りやらの人がヤラレタっていうニュースも聞こえてきてるし、冗談抜きで気をつけないと最近多い。熊。熊出没、危険!(;´Д`)
全国的に出ますんで、みなさん本当に気をつけましょう。最凶生物、(´(ェ)`)
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はスズキのワゴンRでインロック発生により出動してまいりました。
場所は京都府の園部町の山奥。切り拓かれた山腹の傾斜地にある分譲住宅街です。
かつては丹波の国として存在した別の国割であった地域。
先に恒例の車名の由来調べをいっときます。
WAGON R ・・・ 「R」はREVOLUTIONレボリューション(革新・画期的)とRELAXATIONリラクゼーション(くつろぎ)の頭文字であり、「軽自動車の新しい流れを作る新カテゴリーのクルマ」で「生活にゆとりを与えるクルマ」という2つの意味を込めました。とのこと。
Rと聞いて安直にR指定を思いついていた私はアウト(;´Д`)
もちろん、天下のスズキ様がそのようなおフザケな車種名をつけられる筈もないのは分かっていたものの、昨今の何かと細やかすぎる神経をお持ちの方々による色々な方面への厳格なご指摘が蔓延している風潮の囁かな余波で、これは別にエエやろ~ってくらいのものでもR指定だのにしないと世に送り出せなくなっているのには些か閉口してしまっている自分です。
エロ・グロ・ナンセンスとまでは云わないものの、もう少し清濁併せ呑む懐の深い世の中で在ってもいいじゃない(´・ω・`)って思ってしまう。
と、そんな私の個人的な見解は少し置いて、ワゴンRよ。
Rという一文字の中に、そんなにも深く雄大な心意気を込めてあったとは思わなんだよホント。
までも確かに、ワゴンRは革新的にヒットはしましたよね。ホントに町を走っているとよく見かける。京都辺りは狭い道も多い町なので、こういった取り回しのいい車が最も便利なのは間違いない事実。
正直、等持院の裏に入った辺りとかたまに行くと、「こ、こ、ここにどうやって車で入ってきて、どうやってここに駐車したん?!(@_@;)」ていう状況とか目撃ドキュンしまくりですもんね。
そんな空間の水平方向からチャレンジしまくられている京洛の中心部とは違って、今回の現場である園部はなんて広々としていることか。こちとらのどかさが売りやで!と言わんばかりに心が癒やされる里山の風景に囲まれています。
京都市内から高速&ほぼ高速な下道経由で約50分。わりと近いんですよね~^^
こういう郊外ののどかな住宅だと、ワゴンRさんの言うとおりに「生活にゆとりを与えて」貰えますよね~。心のゆとり、大事。
お出かけ直前にインロックしてしまった、そんなお客さんのゆとりを取り戻すべく革新的に30秒で開錠(゚∀゚)物珍しかったせいか、謎の虫軍団に顔面探索で邪魔されまくりながらも、スピードアタックに成功!
それにしてもこのRに込められた2つの意味。よくよく考えると正反対の性質を持っているのではないかな~?と思えてきた。
ゆとりとは安定にも通ずるし、安定とはしばしば守旧にも転じやすい。
それって革新とは対立的な立場になる。ゆとりが有るから新しいことにチャレンジする心と時間の余裕が生まれるという場合も有るだろうし、そこを取り上げればゆとりは革新のゆりかごとも成り得る。
とこのように、某中央省庁のエリート事務次官殿の宣うた素敵な表現をお借りすると「ことば遊び」に興じてみても結局、物事のはその人それぞれの主観で見え方が変わってくるというよい証左にはなっただけかも。
ことば遊び。センスある表現だなぁ。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回は再度登場のダイハツのミラさんです。
ただのミラさんではなく、ミラジーノというミラのバリエーションタイプですね。
ここで恒例の車名の由来調べを
MIRA GINO ・・・ ジーノは、イタリア語の「GIUNONICO(ジュノニコ)」からの造語で、「容姿端麗」という意味。だそう。
イタリア語で容姿端麗ってそんな風な単語になるですね~。
こうやって車種名とかを調べた事と結びつけて覚えていくと、割と記憶に残りやすいなぁと最近実感しています。
なんか幼少のみぎり、超記憶術とかいう本を読んだ時にこんな事が書いてあったなぁ。
覚えたい事柄をそのままただ覚えようとしても難しい。それと何かをペアにして連想的に思い浮かべられるようにして記憶すると入っていきやすく且つ、引き出しやすくなると。
ビタミンとポリフェノールの関係みたい。
一緒に働くと効果あっぴ!
そんな容姿端麗なミラジーノは、駅の真横の駐車場にて困ってはりました(´・ω・`)
改めて見ると、確かに通常のミラたちよりなんかクラシカルなシャレオツ感がありますよね。ジーノ。自分は割と好きなタイプ。トッポBJとかもこんな感じで好きだったなぁ。
そんな端麗なミラジーノ、鍵穴はごく普通で簡単なのも淡麗。
ということで1分でキレ良く開錠。淡麗。
どうしても端麗が淡麗に寄っていってしまうのは、ここ最近急に暑くなってビヤーが飲みたくなってるせいなのかもと考えたり。ビヤホールとか久しぶりに行きたいなぁ?暑い日にエヤコンの効いたビヤホール。もうそんな季節の足音が聞こえてきたなぁ。
ということで、容姿端麗なミラジーノにお爺ちゃんお婆ちゃんが仲良く乗り込んで帰っていく様をみて、短いのと長いのと2つの時間の流れを思わずには居られない日でした。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回は原付バイクの鍵を紛失したとのご依頼を頂き、出動してまいりました。
場所は吉祥院、浄水場の近くの住宅街です。
ホームページの検索で当方を選んで下さったとのこと。有り難や~m(_ _)m
原付バイクと云えども、恒例の車名の由来調べはサボりません。
LET’S ・・・ みんな一緒に集まって「レッツゴー」のレッツをネーミングとしました。とのこと。
むぅ…GWボケのせいか、このネーミングにはパッと絡む思いつきが来ないなぁ。
とりあえず鍵作成の様子に進もう!
この日は家を出る直前に雲行きが怪しくなってきて、私が外に出るとパラパラと雨が降ってきて、家から車で13分の現場についた瞬間に前も見えないくらいの土砂降りになってきました。
相変わらず安定した自分の雨男ぶりに、いつもながら感心することしきり。
戦国武将として生きていたなら、有難がられたかもしれないな~。
あでも、鉄砲が普及してからの時代だとむしろ、疎まれてしまうかも(;´∀`)
鍵穴周りはこんな感じ。マグロックは開いてます。良かったね~^^
鍵穴を覗いて、早速鍵をカットしていきます。雨やし早く終わらせなきゃ~(;´∀`)
はい、できました。早速原付バイクの鍵穴に挿して試してみます。
回りました。バッテリーも上がってないですね。お客さんに来てもらって、確認して頂き完了です。
今回の様な普通の原付バイクは鍵を紛失しても鍵作成が可能ですが、最近の中型バイクなどになるとイモビライザーキーシステムが搭載されていて、鍵の紛失時に作成が困難な物もあります。
合鍵1本しか無いし作らなきゃ~、と思って後回しにしてしまっている方はぜひ、この連休中に合鍵を作って備えて下さると良いかと思います。
僅かな時間で、多くの辛い時間とお金を節約できますから。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回は長年のお取引先様のご依頼により、賃貸マンションのお部屋のドアノブ修理に出動してまいりました。
この建物、何回も工事に寄せてもらっているものの、こんなタイプのお部屋があるとは知りませんでした。
一番端に有るお部屋の1室だけ、2階建てのメゾネットタイプとなっていたのです。
その二階部分のベランダに出るドアのノブが、割と雨ざらしな状態で設置されている為に風雨に曝されてサビつき、鍵が開け閉めしづらい状態になっているとのこと。
それよりも真のお困り原因は別。
それは、3階の廊下の一番端に位置するこのお部屋のベランダと、3階廊下の端が繋がっているために、低めの塀を乗り越えると出っ張ったベランダのような足場伝いにこの部屋のベランダに子供が侵入してきてビックリした!( ゚д゚)☆という。
現場はこんな感じ。
あ~、こりゃ子供でも怖がらずに平気で来れるわな~(;´∀`)という作り。
というよりもこの構造、このドアに火災時突入口のシールが貼ってあることを考えると、それ用にわざと用意された通路だろうなぁと。
とはいえ物騒なのは確か。無邪気な子供のお蔭で、無施錠で過ごしていたのが危険だったと住人の方が気づいて下さったのは幸いか。
施錠しておけば安心ということで、早速交換作業に移ります。
現状はこんな形。室外側に鍵穴の無いタイプですね。そこから外出できないベランダや他に出入り口の無い倉庫などにはこのタイプのノブが使われていることが多いです。
現状の室外側はこう。鍵をかけるためのツマミ(サムターン)があります。室内からのみ施錠可能です。が、これが錆びついて動かないので施錠せずに鍵は開きっぱなしだったそう。
外していきます。雨ざらしとは言っても室内側が錆びていなければ取り外しは簡単です。
2階建てメゾネットタイプのよく分かる階段の様子。なんかマンションの2階建てメゾネットっていいなって思っちゃうなぁ。秘密基地みたいで(*´∀`*)
外した古い錠前がこれ。外れやすいノブはいいですけど、風呂場のノブを外そうとする場合はほぼ地獄の苦しみを味わえます。
ハイ。交換完了!今度は鍵穴の付いたタイプとなります。
なぜ鍵穴の付いたタイプにしたかというと、今回図らずも冒険心溢れる子供のお蔭でこのベランダの有用性に気づけたのでそれを活かそうという考えからです。
室外からでもイージーに到達出来るベランダを持つというので、万が一下の玄関のドアなり錠前に何らかなの不具合が生じて入れなくなった場合、鍵穴を持つ錠前にしてあればこのベランダから窓ガラスを割らずに室内に入ることが出来るからです。
新しい錠前の様子。ドアガード付フロント板に変わって、さらに安心ですね。
最後に京都の西部、嵐山方面を望む景色を。長閑でいい立地ですなぁ~。
考えてみれば簡単な事でも、日頃はそれほど気にせず深く考えないと見逃すことって多いのかも、とか思いながらの現場でした。
このベランダの構造からそう思わされたのですが、普段目には映っていてもそこに潜む色々な意味有る情報を引き出す構えがないと、見えてはいても何も視てはいないような事になってしまう。
とはいえ、日常生活で触れる全てのことに目を皿のようにして意識を高めたまま接するなどは疲れすぎて不可能だし。
少なくとも出来そうなのは、自分の興味が有る事柄に関連してそうだなぁ~と思える範囲を少しづつ広げることくらいか。
そうすれば自然と、目に映るものから情報を引き出す力もあがるのかも。
不惑の四十代、身体は少しづつ衰えるが精神は活力を増していくぞ!
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はトヨタのヴィッツでインロック発生ということで出動してきました。
早速、恒例の車名の由来調べを。
Vitz ・・・ ドイツ語で「才気、機知」という意味の WITZ から作ったことば。
ふむー…ここに来てなかなかスムーズに落ちていかない車種名にあたったなぁというのが、個人的な感想。才気、機知と、車が結びつかない。
いや、ヴィッツ自体は凄く使い易いイイ車だというのは知っている。乗り心地は穏やかで、この価格帯にしては凄く良く出来ている車。
ただ、才気・機知というのは車のどの辺にかかってくるのかが、もう少し解説が無いとイメージしずらいなぁという印象。
というモヤモヤを解消したくて色々と電脳世界のリソースを漁ってみると、このヴィッツという単語について何やら別の話題があったらしい。
このヴィッツという車種名は造語なのだが、これは日本でのみ無事に口から発してよい感じのモノらしい。
欧米圏では、この音を持つヴィッツのままでは車種名として使いづらい事情があり、Yaris(ヤリス)という新たな名を頂くはめになったそう。
ヴィッツの音はbitsと同じに聞こえ、その意味は「小物、がらくた」というもので更に、スラングになると「小さくて役に立たない男性器」ということになるそうだ。
多数に供給するから多数の儲けを得る。単純ながらこの原理を無尽蔵に拡大していくと、多くの予期せぬ方向から望まない矢が飛んでくることにもなるんですね。それでも怯まず、人類社会に車という文明の利器を供給し続けようという情熱で突き進むトヨタ様には、尊敬の念を禁じえませんm(_ _)m
さて、今回の現場は凄く近くのファミレスの駐車場。雨が降っていましたが、屋根が有るので余裕の心持ちで作業に取り掛かります。
けっこう古い型のヴィッツだったので、鍵穴はノーマルでした。
なので、1分で開錠。
しかし、この現場はこの後が長かった。
車の横に写っているママチャリを、この車に積んで帰るために来てインロックしてしまわはったらしいお客さん。
そのまま帰るのも何なので、二人で積み込みを始めましたがこれが中々入らない!
いやそもそも、ママチャリをこの小型車の代表のようなヴィッツに積むっていうのが結構なチャレンジやん~!?(;´Д`)
シートを倒したり~、ハンドルを捻ってみたり~、ケツから入れてみたり~とあれこれ四苦八苦すること15分。ようやく運転に支障のなさそうな形で積み込みに成功しました。
むむぅ?!四苦八苦…頭を捻る…パズル的…才気…機知…Witz!!( ゚д゚)ハッ!
つ、繋がった……。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回は提携業者様からのご依頼で、集合住宅の鍵紛失による玄関鍵開けに出動してきました。
場所は京都南部、八幡の方です。
三川合流の地、石清水八幡宮のご鎮座遊ばす男山の山腹に立つアパートは、高台なだけあって眺めも良かったです。
今では背割堤で桜の名所ともなり、風光明媚な八幡・大山崎周辺域ですが、歴史好きな私として眼の前の風景に戦国の世のイメージ図を重ねて夢想するのが癖になっております。
天王山の戦いとして有名な激戦が繰り広げられたのもこの辺り。
大河ドラマの主人公に初の本決まりして、関係しているこの辺りの自治体も俄然やる気に満ち溢れているのではなかろうかと思ったり。
それにしても、明智光秀殿は謎めいた人物だなぁという印象が年々強くなるのは私だけなのかな。出自と云われている美濃を追われてから、足利家の侍臣として出現するころにはすでに結構イイ歳になっている訳で、それまでの足取りなんかもハッキリしないし。
とはいえ最後は、こんな所から戦に負けたボロボロの体を引きずって、小栗栖くんだりまで落ちるなんて凄いなぁ~・・・でも命かかってるからそら必死か・・・再起できるとか色々考えながら歩いていたのかなぁ・・・とか、山に挟まれた狭いところに流れる淀川から京方面を眺めながらの移動でした。
とかいう夢想も、現場到着で終了と相成りました。
駐車場よりかなり高い位置にアパートが建っています。見晴らしはサイコー。
こちらのお宅です。オートロックは無い、古き良きアパートスタイルの構造。
鍵穴のタイプはもちろん、特殊防犯シリンダーです。
無事に開錠しました。作業時間は10分でした。
今回は非破壊で開錠できてよかったですが、最近の防犯用の鍵穴は壊して開けることになるパターンが非常に多いです。
合鍵管理には日頃から今より少しだけ関心を持って、切ない事態にならないようにしたいものですね。
秀吉が持っていて、光秀殿が持っていなかった人生の成否を分ける鍵とは一体何だったのかな~・・・とか、帰りの車窓から見える堤防からの雄大な眺めが答えの出にくい雄大な妄想を誘いました。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はお得意先のご依頼で、古民家の勝手口にある1枚引き戸への補助錠の新規取り付けに出動しました。
こちらのお宅に限らず、一軒家の勝手口というものは防犯的には危険性の高いポジションとなります。
なぜなら、やはり名前の通り正面ではなく裏手や隣家との間に当たる家の横の奥などに有るため、通行人や近所の人の視線に触れる可能性が低いからです。
従って侵入者から見れば、まずはここを侵入口にするべくチョイスする可能性もまた高いからです。
ご多分に漏れず、こちらのお宅でも勝手口らしい勝手口であり、また家が傾斜地に立っている関係で勝手口側の道路が一段上に高く上がっている。
さらにその道路と自宅の間を仕切る塀がまたかなりの高さを誇るため、勝手口のある家の裏手全体が、まるで半地下の様な雰囲気を呈していたのです。
物も多く置いてあり、かなりの閉じられた空間的な雰囲気は侵入を考えるものの食指を動かすには十分な環境でした。
つまり、残念なことにこの引戸より侵入・窃盗被害に遭われたのでその対策として、錠前を一つ増設して欲しいというご希望でした。
既に泥棒に入られた後に錠前を新規でつけるというのは、一歩出遅れ感があって悔しいものですが、繰り返されない為にも事後の対策は非常に価値があります。
取り付ける現場はこれ。1枚引き戸のアルミ戸で、勝手口にはスタンダードなスタイルですね。
取り付け予定箇所をアップで見るとこんな感じ。既に付いているのは彫り込み式の戸先鎌錠。
旧来のタイプ。すぐ空きます。
さて、早速新規で補助錠を取り付けていきましょう。
オートポンチでドリルの穴を開ける場所に位置決めをしていきます。
ずんずん切り欠け穴を開けていきます。何百個と取り付けて来ましたが、未だに新規で穴を開ける時は緊張感が高まります。お客様の家の財産に穴を穿つのですから、後戻り不能の作業というプレッシャーに慣れることはありません。
本体は無事に設置完了。問題はここから。
こういったアルミ引き戸の補助錠には、ご覧のような戸の室内側に錠前本体部分が乗っかる形で取り付けるモノを選ぶことが多いです。この形の錠前の総称を、「面付け錠」といいます。
面付け錠は先に写真でお見せした彫り込み錠という戸の内部に本体機構を埋め込む形のものと違って、後からの増設で施工が簡単という点がメリットです。結果として、錠前の新規取り付け工賃も安く抑えられます。
ただ難点として、受けの取り付けが難しいということが挙げられます。
アルミの引き戸の戸先、つまり壁側の戸が閉まる時に当たる部分の枠の形状が複雑な形をしていることが殆どで且つ、受けの部品を取り付ける為にビスを打とうにも、表面からは見えない立板の補強がアルミ枠と壁の間に隠れていたりして、四苦八苦ということもままあります。
そのため、引き戸の補助錠をご自分で取り付けてみよう!とお考えになる一般の方には、かなりの勇気と根気と、丸一日くらいの作業時間をご用意頂くことを強くお勧めします。
その上でチャレンジしてみたものの、やっぱり受けと本体の段差を解消してうまく作動するように取り付けるのはもう無理~~!自分にはもう無理~~!!(TдT)となった暁には、私たちの様な錠前業者をお使いください。
さて、そこら辺の難関も無事にクリアして、綺麗に取り付けが完了いたしました。
作業時間は約40分です。
こちらは室外側からの様子。
これは室内側から鍵を開け締めするサムターンを取り外した様子。
見ての通り大きいガラスがはまっていますので、ガラスを割って手を入れて鍵を開けられないようにするために、施錠後にサムターンが取り外せるギミックを持ったシリーズです。
こちらは施錠時の室内側からの様子。
先にお話した、本体と受けの関係がよく見えます。この受けが着地できるサッシの外枠とそこに打つビス、そして本体から来る施錠用のカマとの位置関係を上手く調整して設置出来るかが、我々の様な鍵屋の仕事です。
ちなみに今回取り付けさせて頂いた錠前のは、MIWA社のU9ーND2Sというタイプです。
鍵穴もピッキングに強く、サムターンもポロリと取り外せる機構を備え、引き戸に取り付ける補助錠としての弱点を所々克服してくれているナイスな錠前です。
ワンドアツーロック体制となり、安心感もアップです。
タイトルに書いた、引き戸の戸先に補助錠を取り付けるのが如何に難しいかが、少しでもお伝えできれば幸いです。その家ごとにで戸先と戸受けの構造は千差万別。
毎度頭を捻って、集中力を高めてミスをしないように向き合わないと、けっこうミスしやすいタイプの設置場所なのです。
しかし日本には多く使われている、ましや京都には凄く多い引き戸や引き違い戸。
防犯力は高くない入り口ドアの分類になりますので、防犯力向上の見直しは先延ばしすることなく取り掛かって、転ばぬ先の杖を手にして欲しいと切に願うばかりです。
毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はホンダのモビリオのインロックということで出動してまいりました。
場所は大津の石山を京滋バイパス沿いに、ず~っと山道を登って行った山奥の一歩手前といったところ。
建設会社の置き場兼事務所という雰囲気の場所。
夜に呼ばれてきたならきっと、結構なスリルを味わっちゃおうかな~?というノリで来たのかと錯覚してしまうようなロケーションでした。
さて恒例の車名の由来調べを。
MOBILIO ・・・ [モビリオ(MOBILIO)]とは、mobility(移動体)、mobile(移動しやすい)からの造語。
なんしか移動する車というモノの本質をブラッシュアップしました的なイメージのようです。
確かにこの車、不思議な形をしている印象を受けるんですよね~。
そんなに車高は高く見えないのに、やたらとドアのウィンドウ部分が広く見えて視界が良さそうな。車内も広くて使いやすそうな印象。工事車輌にチョイスしても良さげ。
でかい敷地なので、駐車スペースには事欠かないのが有り難い。
この世代になるともう、ホンダ車はほぼウェーブキーですね。
例によって2分で開錠。ホンダのウェーブは本当に開きやすくて助かりマスク。
今回のインロックの原因は、中に残された2匹ワンちゃんがドアのロックボタンに脚をかけて押してしまったことによるものでした。
結構有りますよね~。ワンちゃんロック。閉めることは出来ても、開けることのできるワンちゃんに遭遇したことはまだ一回もありませんが・・・(´・ω・`)
開けてあげたあとに、毎回嬉しそうにワンちゃんに飛びかかられるのはこれまた恒例行事。
なんか可愛いですよね。無邪気な動物の素直さを、少しでも見習いたいな~と思った山腹の現場でした。
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