毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっとキーサービスの清水です。
今回はMIWA社製のU9ーSL99という召合錠の鍵まるごとセット交換に行ってまいりました。
もう何年も前からご贔屓に呼んで下さる、マンション・テナントオーナーさまのテナント入り口です。
入れ替わりに伴い、使いづらくなっているのに気づかれて、次の契約者様の為にも使いやすいものに変えておきたいとのご依頼でした。
有り難いお心遣いで、こういうオーナー様に出会えるかどうかも、物件探しでは非常に重要なファクターだと思いますね~(^o^)
元から付いていたのと同じ型番をつけます。今回のこの錠前、サッシの方に空いている錠前を取り付ける為の下穴が非常に大きく、他のメーカーや同じMIWAでも違う型番にしてしまうと、錠前が下穴よりちいさくてズボっと抜けてしまって取り付けが出来ないのです。
これは室外側の引き戸の錠前裏側。でかいです。
これは新品がほぼ付け終わって、最後の調整に移る所。
召合錠の交換は何が難しいって、この調整が難しいのです。
このテナントの入り口は4枚引き戸で可動する部分も多く、取り付け位置も定まらず不安定な錠前の取り付け場所です。
故に、スムーズに施解錠できる取り付け位置に調整するのがより困難なのです。
室外側のユニットと、室内側のユニットが綺麗に正対した位置で取り付けないと、鍵の操作が硬かったり重かったりして、そのまま使い続けると余計な負荷がかかって結果、錠前本来の寿命を縮めることになります。
それだけならまだしも、急に鍵を開けられなくなったり閉められなくなったりで、締め出しとかを喰らうハメになります。
無事に綺麗に鍵交換完了。動きもスムーズで且つ、不安定な状態を考慮して、絶妙の位置に取り付けてあります。
これでまた何年もこのテナントを守ってくれることでしょう。
毎度書くことですが、召合錠や引き戸の戸先カマ錠の交換、新規取り付けなどは一般の方がDIYでやるには本当にハードルの高い分野になります。
長く付き合うことになる玄関引戸の錠前です。
綺麗に取り付けて安心快適に暮らすためにも、召合錠の鍵交換はお任せ下さると良いかと思います。