毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回はトヨタの商用バン、サクシードのインロック開錠で出動してきました。
ここで恒例にしています車名の由来調べを。
サクシード・・・「成功する」と言う意味の「Succeed」から。
なるほど~、こちらもストレート系のネーミングですか。
ここでタイトルの独白が、私の心中によぎったのでした。
トヨタの車の名前で、成功と名付けたその心は何か・・・
もう一つ、そもそも成功とは何か・・・
とりあえずここでは、インロックを無事に開錠することが最も直近の成功ですので、成し遂げにかかります。
京都市中ど真ん中の、コインパーキングが現場でした。
京都の中心部は道も狭くて、路肩とかだとかなりツライのですが、パーキング内は広くて助かりました。
鍵穴はごく普通のトヨタ車のタイプです。キーウェイもガバガバでやりやすくて大好きです。
1分で開錠でした。鍵はドア内側の引手の穴に入れてありました。
受注した段階でインロックの場合、だいたいは移動中の車の中で車種名を調べたりします。
なので今回は作業そっちのけで、成功の意味をボンヤリと考える思索に耽ってしまいました。
私個人として30代前半迄は、成功を掴みたい、というよく聞くフレーズに基づく漠然とした欲求がありました。
いや、欲求というのは今でも勿論持ち合わせているのですが、あの頃はその『成功』というモノが何なのかという事についてが良く分かってはいなかったように思います。
とはいえ今、世間的な分かりやすい基準からみての成功をしているなどとはとても言える状態ではありません。
しかしそもそもこの私の判断ですら、何をもって成功というのか?という定義が人によって千差万別であるので、あくまで一般的に成功したと判断するに使われやすい基準での側面でしかないのだろうと思います。
不惑の年代に足を踏み入れた今、自分なりの成功と言えそうな境地というモノが何なのか、ようやく分かって来たように感じている今日このごろ。でも成功って、ある一地点の事ではなくきっと、辿り着いたと思えずに歩き続けている自分が振り返ってみると到達しちゃってるのかも・・・?と気づくような場所なのかもなぁと思ったりもしています。
働く者の為の商用車、サクシードにつけられた成功というなの車種名。
少なくとも、何かしらの活動の先に、成功という感覚が繋がっているという意味なのかなぁと、一人納得していました。