毎度おおきに。京都の鍵屋、らびっと清水です。
いや~、今年も残すところあと少しとなりました。
気忙しい年末、風邪を引いて体調を崩すことだけはすまいと気合を入れていた筈なのに、バッチリ引いてしまいました。
今年の風邪は喉鼻と身体のヒドイ倦怠感で、なかなかキツイですね~!
しかし!病院のお世話になることもなく、3日ほど早寝を心がけたら治りました(・∀・)
ここ数年、まともに風邪を引かない身体になっているだけに、今回も風邪を引きつつ動ける身体を維持して乗り切りました。
鍵も人間も、日頃のケアと予防が大切ですね。
さて今回は、いつもご贔屓の管理会社様の物件で、非常階段のドアについている錠前の調子が悪く、きちんと閉まらない時があるとのこと。
勝手知ったる物件だけに、早速向かいます。
ついているシリンダーのタイプから、かなり年季の入った錠前だということは歴然です。
往々にして、非常階段などのいわゆる共用部と言われる部分の錠前は、傷みが激しくかつ頻繁に起こる傾向にあります。
なぜなら、集合住宅にお住まいの多くの居住者全員で、一箇所を集中して使うことになるからです。
各部屋の玄関錠前は何人家族であろうと、良くて一日10回も施解錠をするならいい方。
しかしエントランスや駐輪場などに抜けられる非常口ドアの錠前ともなれば、居住者の数にもよりますが一日100回以上も施解錠されてもおかしくはありません。
また上記のドアのように、非常口などに使われているドアは、防火の観点から大体は頑丈でぶ厚めの鉄板で出来たドアが多いのです。
結果として、開け閉めの際に錠前にかかる負担も大きく、自然と寿命も短くなります。
こちらの物件も同様、部屋数がおおく且つ、建物の構造と表通りへのアプローチなど諸々の事情で、非常口ドアの使用頻度は非常に高くなっています。
加えて分厚い鉄板を使われたフラッシュドアなので、開け閉めの際の振動も強いです。
ご覧の通り、ある階の自動施錠錠のアンチフリクションラッチの動作が不良となり、メンテナンススプレーを吹きまくって応急的に対処をした痕はありますが、解決しておりません。
また、錠前を支えるフロント部分も浮いてきてしまっています。
これは、ドアと錠前を結ぶビスを捻じ込むビス穴が、経年劣化によりバカになって浮いてしまっています。
その状態でも錠前そのものがとれて外れてしまうことは有りませんが、グラグラと動いてはしまいます。
変に浮いた状態がひどくなると、ドアと枠の隙間で収まらなくなり、ドアが閉まる時に錠前を大きく破損してしまうことにもなりかねません。
皆さんのお住いである集合住宅でも、同じようになっている錠前はございませんか?
ご自身で詳しくわからなくても、使いにくいなぁ~・・・とう事だけは、多くの人が気づく事ができるとは思います。
錠前の不具合は、そのまま放置すると、入れない!出れない!とう事につながります。
少しでも気になる事があれば、管理会社さんや大家さんに方向してあげて下さいね。