毎度おおきに、。京都の鍵屋、らびっと清水です。
今回は、マンションエントランスに設置されている集合玄関機、いわゆるエントランスインターホンにて、住人の方が鍵を開けるのに使う非接触キーの不具合をチェックして欲しいというご依頼で出動しました。
何人かの住人の方から、非接触タブの受信部にキーをかざしても、開錠されないで困ったという訴えが有ったとか。
早速現地へ向かいます。
現場の状況はこんな感じ。西日が良く当たる。もろに外なので、玄関機に雨も凄くかかりそう。
まずはタブの反応を見ていく為に、数回の開け閉めをやってみる。
問題ないなぁ・・・
コネクター等の緩みや、線の接触などが無いかを確認するために、玄関機を開けてみる。
しっかりシーリングをしてあるのはいいが、開けるのには一苦労・・・
これが問題の、非接触タブの受信部を裏から見たの図。
ん~・・・特に緩みなどもなく、問題ないなぁという状態。
その後、依頼元の業者の方も来られたので、持っておられた非接触キーでも施解錠の確認をするが、やはり問題の症状は出ず。
これまたよくあるパターンの、修理屋さんを呼んで来てもらったときに限って、故障の症状が出ないというやつ。
結局、様子見で経過観察ということになりました。
玄関機を戻し、シーリングをするのが一手間でしたが、原因を突き止められなかったのは心残りです。
集合住宅のエントランスのような、多数の人が一箇所の機械に集中して毎日使うところには、たしかに非接触キーのようなメカニカルなシステムを使っていないものが適しています。
一方で、メカニカルな部分を全く持たない電気部品だけで成り立っているものは、故障や不具合の際に壊したり丸ごと交換したりしか出来ないというようなデメリットもあります。
どちらにも利点・欠点があり、その選択はオーナー様だけに限らず、我々専門業者としても悩ましいところです。
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